2013年01月23日

SONY TA-FA3ES

 (ボリューム)
DSCF8020 (400x266).jpg
 (フォノイコ)                     (SP端子)

1980年代の感覚では、
初級オーディオランク、¥59,800-のアンプ?
1995年、販売時の定価:¥63,000-(税込)

興味も無く何気に買い取りましたが、
気に入りました!

シンプルで、余計な事が何もされていない事が良いではないですか!

プリ段とパワー段はシャーシで分けられていて
全部入ったどんぶり?大部屋構造ではない
パワーアンプは、MOS FETのシングルプッシュプルで
超高速反応、放熱板には、熱伝導と振動対策の
両方を狙って、銅板が取り付けられています。

販売価格から見ても、パーツは立派!
日本製という事も考慮すると、
製造コストはいくらなのか、疑問を感じます....。
(作れば作るほど赤字?)

プリント基板がベークなので
安物臭く見える色ですが、
出てくる音が淡白になったり、
温度感はクールにならないので
音的に考えると、ベークの方が好きな方も多いはずです。

現代高級アンプの爽やかで綺麗な音色とは違って、
良い時代に有った音の何かを感じる事が出来ると思います。

中身を拝見ついでに
電源周りのコネクター類、フューズを外し
スーパーコンタクトオイルで接点のメンテをしてから戻しました。

今度は本気モードでセットし、再び試聴です。

DSCF8025 (400x265).jpg

天板は、防振対策が無いので、
SJ-SIを取り合えず3個載せた。
純正アンプの足は、中空の樹脂+接地面ゴム?なので
底板直にSJ-SIを直接接触させて足として設置しました。

ウオーミングUP30分程度で、意外と熱くなるアンプです。

シングルプッシュプルの素早い反応、
ぬめっとした感じや、モッチリした感じは無比、
スパ〜ンと立ち上がり、すっと立ち下がる...
立ち上がる前の小さなレベルと、
立ち上がった時の大きなレベルの音幅というか抑揚が大きいので
音楽の再現がダイナミック!
アンプに何もやっていないシンプルな構造が功を奏し
抜けが良くて音が開放的、
聴感上のfレンジも広く、音の彫が深い....

でも、
近年のスピーカーでよく見られる
見た目以上に低音の出る小型SP
90dB以下の能率の悪いSP
低インピーダンスのSP
いくつもユニットが付いているトールボーイ型など...etcで聴いた場合
細くてチャリチャリした音で鳴るアンプに聞こえてしまうかもしれない?

ハーツフィールドは抜群に鳴り、
感覚的に、
JBL製SA660の日本製って感じ?程の鳴りっぷりを聞ませます。

TANNOYのSRM(フルサイズ)も完全にモニターSPの鳴りに聞こえます。

フォノも聴いてみました。

テクニカのMCカートリッジ、AT33Rで聴いてみると、
物凄い切れとスピード、
ドラムスの強烈なアタック音!
レコード最内周の曲でもシンバルが強烈に切れます!
針が音溝を舐め尽くす様に拾い上げている感じが聞けてビックリ...。

チョット待て、という事でフォノイコのチェック...

TA-FA3ESのフォノイコの音を確かめる為、
TAPE/REC OUTから、
メイン装置となっているコンサートフィデリティーのプリ(CF-080)へIN
パワーも、同コンサートフィデリティー(ZL-120)へINして聴いてみると...

現代のフォノイコライザーには無い音質、
屈託無く、抑えることなく全部出すような音質が気持ち良い!

低域をふっくら厚く聞かせる事も、
高域をSACDの様に滑らかで繊細にしてしまう事も無い...。

何処にもブレーキが掛かってなくて、
素晴らしく爽快!

でも、こういう音って、
質感が悪いとか、やかましいとか、
艶が無いとか言われてしまうんでしょうね...。

オーディオブランドのチョッピリ高いフォノイコの場合
高級感や、滑らかな感じ、
取って付けた様な中低域の厚み等、
それっぽく音作りがされていますが、
このアンプに付属のフォノイコは
そんなものは何もなくて好感が持てます。

いろいろ眺めていると、
底板を5mm厚のドライカーボンに変えて、
電源ケーブルをオレンジ君ダイレクトへ変更、
内部接点を、さらにスーパーコンタクトオイルで処理などしたら、
恐ろしい事になりそうです。

ただし、
低能率、低インピーダンス、
トールボーイ、小型低域重視などのSPではまずこの体験は無理...

ALTEC、JBL等を代表する大型高能率SPしか
この良さ凄さが理解できないかもしれません。

現代のスピーカーは、低能率、小型が流行、
昔の様に大型高能率は受けない...

低インピーダンス駆動OKの大出力アンプの場合
前者の現代スピーカーは良く鳴り
後者の高能率スピーカーで聴くと
遅くて鈍いだけに聞こえる...。

といって、
今回の様なメチャクチャ反応の良い
シングルプッシュプルのアンプで鳴らした場合、
前者は上手く駆動できないし、低音まで出ない...
大型高能率のスピーカーで聴くと
狂ったように馬鹿鳴りする...。

この矛盾した関係を理解して使いこなすと
良い音で聴くことができるのではないでしょうか...。

このアンプ、もう少し研究させていただきます。




タグ:SON TA-F3ES
posted by Lansing at 12:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック