2011年03月03日

ケーブル

先に...
ウオールナットのラック、スタンド、SPベースボードを
使用していただいているお客様から連絡をいただきまして、

「サウンドクリエイトさんのホームページに掲載されたので....。」
っと言う事ですので紹介させていただきます。


(サウンドクリエイトさんにはリンクの了解済みです。)

シンプルの極みですね...。

背面の白いスリットは、
音響対策の壁で、カルム材を使用し、
吸音と反射で音を整えています。

モチロン写っていない左右の壁面も対策済みとなっていますので
低域が「モコモコ」「ボーボー」って感じは無いです。


先日のSPケーブル

IMG_2329.JPG

WE・16GA・ブラックエナメル・絹巻・綿巻き単線です。
通常WEの線材は、錫メッキが施されているのですが、
この線材の場合、ブラックエナメルを剥ぐ時に
錫メッキが無いように見えます...。

これ2本で、音声ラインのRACケーブルを作りますと
骨格がシッカリして重心が低く安定した音がするケーブルができます。
ジャズ系が好きな方には好まれて
過去、沢山作ってお分けした覚えがありますが
現在ではこの自分用のSPケーブルと
時々使用するRCAケーブルが1セットのみとなってしまいました...。

JBL用には、このブルー/ブラックの
12GA撚り線、WE(ルーセントテクノロジー)が良い感じで好んで使用していましたが、
今はお蔵になっていまして、その隣の単線を使用しています。

IMG_2331.JPG


WEを使い良い結果を出すには
高級なオーディオケーブルと混ぜない事が条件になりますので
ラインケーブルは全て
あの、赤/白のRCA端子、
機器を購入した時、
付属で付いてくる貧弱なピンケーブルに交換し、
高級オーディオケーブルで着色していたバランスを戻す必要があります。

プラグに金メッキが施していない物であれば、
国産メーカー製でも¥300-程度
電気街のパーツ屋さんでは無名のRCAなら¥100-程度
基本的に何の変哲も無い銅を使用したものが良く
金メッキが施してあるとお値段が若干高くなり
導体の銅が、OFC等になる場合が多く
高域の感じがやや上昇するなどの癖が付いてきます。

ですから、できるだけ安い物が良いです。

嘘かと思われますが、
この安いRCAケーブルは、
基本的に音のバランスが良いので
高級オーディオ用ケーブルから繋ぎ替えた場合、
高域が伸びない、低域が出ない等の変化があれば
現在のセッティングに問題がある事が多く
その部分を改善してから使用されると良い結果が出ます...。

モチロンラインケーブルは全てWEで
音のバランスも良い場合、
SPケーブルの交換で、もっと統一感が出て
魔力的な音を体験できると思います。

ライン用のお勧めは
芯線が16GAのブラックエナメルの同軸WE線です。
あの外観がグレーで綿被服のやつです...。

SPケーブルからラインケーブルまで
全部高級オーディオケーブルでつながれているシステムへ
このケーブルを1セットだけでも(例えばCDからプリ間だけとか)繋いだ場合
中音域が盛り上がった感じの
もさっとした音になってしまいます。

しかし、どんどんWEの線材へ交換してゆくと
バランスが整い骨格がシッカリして
厚く太い低域で安定感抜群の上
中音域が凄く良くて聴き心地の良い
騙されているような魔力的な音へ変化していきます。

WEの場合、解像度が凄い、透明感が抜群...等の
一部のオーディオ的快楽音を楽しむ感じではなく
全体的に聴き心地よくて疲れない
何処といって不満な感じがなくなってくる
聴いていると、音に緊張感が無いので気持ちよくて眠くなる...
人の気配を感じる様なリアルな音が出てビックリ...
こんな音の感じが、WEを好まれてハマる方がいらっしゃる理由だと思います。
タグ:ケーブル
posted by SoundJulia at 19:28 | Comment(6) | TrackBack(0) | アクセサリー、ケーブル類等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

お久しぶりです。
今度またおじゃま致します。

ケーブル持っていきますのでよろしくお願い致します。
Posted by 三重からの訪問者(笑) | URL | 2011年03月03日 22:54
こんばんは。
お久しぶりぶりです。
今度ケーブル持参しておじゃま致します。
よろしくお願い致します。
Posted by 三重からの訪問者です。(汗 | URL | 2011年03月04日 18:38
先日のAM-5Vの内容、興味深く拝見しました。

小生もかれこれ10年近く愛用しております。
BOSE独特の音場の広がりと、サイズから想像出来ない豊かな音が気に入ってます。

さて、以前の二組同時使いの時のつなぎ方なのですが。
アンプの2CHのSP出力を二組につないでましたが、例えばA+Bの出力を個々につないでも同じ効果がありますか?

また、1度出力をウーファー?BOXに通して使うのが通常なのですが、これはネットワークで低域と中高域で分けてるのでしょうか?

二組使いの場合は1組はウーファー?BOXを通してSP部は並列で繋がれてたようでしたが。

よくオークションなどでバラで出品されているのを見かけますが、別々の使い方も出来るのでしょうか?

その場合、SP部分はネットワークを通さないで鳴らす事になりますが能率的にどうなんでしょうか・・・

SP部だけサラウンドスピーカーとして使えればとも思ってますが。



Posted by delldellsp | URL | 2011年03月05日 21:31
今晩は!
出張していてすぐに拝見できませんでした!
それにしても奥が深いですね!このケーブルは!
でも聞いていて心地良くて眠くなると言うのはその通りだと思います
私もそういう音を目指したいと常日頃思っているのですがなかなかそこまで行きません(^^;
Posted by takeot | URL | 2011年03月06日 21:20
皆様、色々なコメントありがとうございます。

ケーブルは奥が深いです...。

結局、機器とセッティングが同じ状態で繋ぎ替えても
音色や音楽の表現が、がラット変わるのでハマっちゃうんだと思います。


BOSEですが、2セット使う場合
右と左で、それぞれに1セット使用する事になります。

例えば右チャンネルだけで考えた場合、
アンプの出力(右)を、
ウーファー入力端子の左右に、
アンプ右チャンネルから引っ張ってきたスピーカーケーブルの(+)(-)4本を
バイワイヤーみたいな感じで入力します。
また、
アンプから(+)(-)2本で引っ張ってきて
ウーファーの入力端子同士渡りを掛けても良いと思います。
ウーファーのサテライト出力側は左右の出力を
右で使うサテライトスピーカー2組の入力へ繋ぎます。

左も同じ接続で完了です。

ウーファーBOX内にネットワークが組まれていますので
サテライト側には低域カットの音声信号しか出力されていません。
(カットした低域側がウーファーで鳴っている感じです。)

サテライトスピーカーをアンプのスピーカー端子へ直接繋いでも音は出ますが、
中高域が強く出る小さなフルレンジが頑張って鳴っている感じの音しかでません。

この場合、
過大入力の保護が無くなりますので
大きな音で鳴らしたり、よく下がった低域が
猛烈に出ているソースをガンガン鳴らした場合
サテライトスピーカーが入力オーバーで壊れると思います。

それぞれ(ウーファーとサテライト)に
他のスピーカーを組み合わせても良いと思いますが
能率や、周波数のクロス等、色々問題があると思いますので、
ケースバイケースでつめる必要があると思います。

チャレンジ精神がある様でしたら試されると面白いかもです...。

基本の1セット使用の時、
ウーファーBOXは、左右のサテライトスピーカーのセンター位置に無いと
ウーファーの置いてある位置へ音が引っ張られます...。
このスピーカーを最大限生かすには、
サテライトスピーカーのセッティングで大化けしますので、
必ずスタンドを使いセッティングをつめる事だと思います。

音の質感は最高ではないと思いますが
激安価格でビックリするような音場空間が現れ
色々遊べて面白いスピーカーだと思います。


Posted by サウンドジュリア | URL | 2011年03月07日 15:29
>WEの場合、解像度が凄い、透明感が抜群...等の
>一部のオーディオ的快楽音を楽しむ感じではなく
>全体的に聴き心地よくて疲れない
>何処といって不満な感じがなくなってくる

これです、これ!
まさにおっしゃっている通りです!
Posted by けんじ | URL | 2022年12月28日 11:26
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