今日は2441等を外しメンテ
ネットワークやアッテネーターも外してメンテしました...。
2441程の重量になるとフロントバッフルが耐えられないのでこんな感じで固定してあります。
ドライバーを降ろすには固定している木のバーを外しませんと隙間が無いので降ろせません。
50肩の痛みに耐え(笑) 体力の限界を感じながら外しました...。
もう片方のスピーカーはボルトとナットの留め方が逆です?
こちらは固定ビスを外してもバーが動かない?
目いっぱい荷重をかけると「バキッ」という音がしてノリが剥がれました...。
2本とも一度ユニットを外した跡がありましたので
ボルトの留め方も違い、木のバーへノリを付けたりしたのでしょう...。
取りあえず外せましたのでOKです...。
店に持ち帰りドライバーを確認します。
振動板表面が白ずんでいますが凹みなどは無いです。
接点 酸化被膜ができていますね...。
入力ターミナル〜鉄ネジ〜圧着端子という感じで繋がっています。
ネジは酸化被膜で真っ白です...。
ネジをスーパーコンタクトオイルでクリーニング(上)
ターミナルも酸化被膜ができています。(上の赤はクリーニング済み)
この状態で音出しテストすると少し歪んでいます。
ダイヤフラムを外し確認します。
ダイヤフラムは異常なしですが、
ドライバー本体の磁気回路のギャップに鉄粉と薄錆が確認できます。
黒い大きめのが取れました。錆も取れてきました。
何度も念入りにクリーニングしました。
スッキリ綺麗になりました。
普段掃除出来ない部分もクリーニングしておきます。
ホーンの奥の方も
スッキリです!
振動板の白ずみもクリーニングして綺麗にしました。
もう片方のドライバー同じ様にメンテしました。
このドライバー2441ですが、375と同じ黒の結晶塗装です。
店にあるゴールドウイングに付いている2441はプロ用でおなじみのグレー色
重量:12.7Kg 取り付けるのが不安(^-^;
ここでスイープ音テストします。
現場へ戻りアッテネーター等を外します。
ガリや接触不良が有るので何度もグルグルと回した跡があります。
銘板を外しました。
ネットワークも外しましたので、すっからかんです。(笑)
ネットワークはこんな感じ...。 4344に似ています。
基板は接点だらけなのでスーパーコンタクトオイルでメンテします。
こんなにも!(;^ω^)
入力ターミナルの裏です。
上が高域側で下がダブルウーファー直結
こちらも鉄ネジ導体、お決まりの酸化被膜で白くなっています。
見ていると接点レス化して直結したくなります。(笑)
こちらもスーパーコンタクトオイルでメンテしました。
アッテネーター
分解可能タイプでした!
軸のグリスが垂れてグランドの接点はグリスでベッチョリ....。
バラシて磨きます。
グリスをふき取りペーパーとスーパーコンタクトオイルでメンテしました。
こちらも同じ様にグリスがベッチョリです。
分解して接点上のグリスを取り除き研磨後スーパーコンタクトオイルでメンテしました。
内部の巻き線抵抗部分は殆ど錆びていませんので
ペーパーでひと磨きしてスーパーコンタクトオイルを塗布しておけばOKです。
今までJBL43系のアッテネーターをかなりの数分解しましたが
巻き線抵抗が大きく錆びている物は少なく
グリス付着で接触不良が起きている事が多かったです。
ヤフオクに出品されているスピーカーや他店のメンテナンス等で
「接点復活剤をアッテネーターカバーの隙間から吹きかけてガリ取りしました」という記載を見ますが
それを行ってしまうと
接点復活剤で内部に溜まっているグリスが溶けますので一瞬接触が良くなりますが
溶けたグリスは巻き線抵抗の方へも流れ出してしまい数か月経つと巻き線抵抗が錆びてきます。
そしてガリが出だしたら、また接点復活剤を吹きかけるという様な事を数回繰り返しますと
アッテネーター内部は緑青が発生して見るも無残な感じになっている場合が殆どです。
基本は分解清掃です。
一通り終わりました。
ネットワーク基盤を箱へ取り付けて
ユニットへ至るリード線を綺麗に撚り直し、
酸化しているリード線の先も剥き直しスーパーコンタクトオイルを塗布
各ユニット側のターミナルも接点をメンテしてスーパーコンタクトオイルを塗布
クソ重い(失礼)ドライバーを50肩の痛みをこらえて持ち上げて取り付け(笑)
トゥイーターやウーファー類も元に戻しました。
今、ブログっていますが普段使わない筋肉に力を入れましたので疲労感バッチリで筋肉痛です。
あともう一本同、接点類のメンテナンスと組み上げ作業が待っています...。( ;∀;)
明日の午前7:30から、この辺り全域でちょっぴり大きめの避難訓練があり、
私も駆り出されますので店はお休みとなります。